有機液体の抗酸化力測定が可能
近年、活性酸素やフリーラジカルが私たちの健康に大きく関与していることが注目され、活性酸素やフリーラジカルを消去する抗酸化成分を含むさまざまな食材への関心が高まっています。
本機のOXY-Adsorbent Test(以下OXY吸着テスト)では、果汁、野菜ジュース、ワインなどの水溶性の液体(固形物も蒸留水と混合することで測定可能)の抗酸化力を、専用試薬を使い短時間で(1時間20~40検体)測定することが出来ます。
既存の様々な飲料の抗酸化力測定から、新製品の素材選び、新製品の確認、品質管理等の幅広い分野に応用できます。このシステムの導入により、新製品開発コストを削減できるばかりか。より健康に役立つ製品を開発することが可能になるでしょう。
イタリアではこの技術を使い、ワイン等の品質管理を行っています。
血液の酸化ストレス、抗酸化力分析
活性酸素やフリーラジカルは短い寿命と高い反応性のために、生体内での測定はむずかしく、in vivoでの食品における抗酸化力の効果の判定は非常に困難でした。
本機では、血中の酸化ストレス度測定(d-ROMs Test)及び、3種類の抗酸化力測定(OXY吸着テストでの抗酸化力、-SHpテストでのチオール系抗酸化力、BAPテストでの抗酸化ポテンシャル)が専用試薬を使い、一項目約5分で簡単に測定できます。
光度計の波長や測定時間・モードを検体や目的に応じて設定することができます。特にd-ROMsテストによる基礎・臨床論文は欧米で非常に多数発表されています。
OXY-Adsorbentテスト
-酸素吸着テスト(有機液体の抗酸化力分析)とは-
OXY吸着テストでは次亜鉛素酸(HCIO)の酸化に対する検体サンプルの消去能力を光度計で測定します。数々ある酸化溶液の中で次亜鉛素酸を指標としている理由は、単に強力な活性酸素であるというだけでなく、次亜鉛素酸は生体内の白血球が異物を攻撃する時につくりだす最も強力な活性酸素の一つであるため、in vivoで起こるいくつかの状況をin vitroで模擬的に再生することが出来るからです。
サンプル10μl(1/100に希釈)をHCIO溶液1mlに入れ混合し、37℃で保温します。10分後、HCIOに赤く反応する呈色液クロモゲンを滴下します。呈色された濃度は捕獲されずに残っているHCIOの量に正比例します。光度計で546nmの波長で、サンプルを3病で計測し、自動的にブランクの HCIO濃度と比較され、消去したHCIO濃度をμmol HCIO/mlの単位で結果が表示印刷されます。この数値が高いほど次亜鉛素酸を多く消去したことになり、抗酸化能力が高いと評価できます。
-OXY-Adsorbentテストの測定結果-
ヒト血液の場合、正常な抗酸化バリアをもつ血液1mlは、350μモルのHCIOを吸収することが示されています。
320~349μモル 抗酸化力がやや低下
280~319μモル 抗酸化力が中程度低下
250~279μモル 抗酸化力がかなり低下
250μモル 以下 抗酸化力が大幅に低下
